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HSPは仕事ができない?辞めてもいいよ…経験者が語る仕事の選び方

心地よい暮らし

どうも。

親しい人には「え?あなたが?」と言われるけれど実はHSP気質のnaoです、こんにちは。

HSPって何?と言う方、ご興味がある方は、以前ブログに書いたのでご参照ください。

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今回は久しぶりに、HSPについて。

特に、HSPの方が悩みやすい仕事について、経験者として書いてみようと思います。

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HSPは仕事が辛い・できない……

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HSPとは「ハイリーセンシティブパーソン」のことで、「非常に繊細な人」のこと。

珍しいわけではなく、全世界、生物の約5分の1がHSPだと言われています。

私たち人間に限らず、などの動物でも、全体の5分の1は非常に繊細であるHSP性質を持つと言われています。

HSPの表れ方は人それぞれ

HSPは「繊細・敏感」という共通点がありますが、その敏感さがどの点に現れるかは人それぞれです。

ただ、繊細・敏感であることは、同じ出来事から感じ取る情報量が異常に多いので、疲れてしまって生きづらさを感じることがあります。

例えば私の場合、とても楽しかったはずの飲み会でも、帰宅途中からなんとなくモヤモヤして「やりきれない」気持ちになります。

もしかしたら、羽目を外しすぎたかな?調子に乗って、誰かにとって失礼な発言をしてしまっていたかも?なんて、起こってもいないことを考え出してしまうのです。

仲が良いメンバーでの飲み会でもこの調子なので、さほど親しくない人たちの中にいると、相当疲れることがお分かりいただけると思います。

因みに楽しかった飲み会の後に絶望感を覚えるのは私だけだと思っていましたが、ある時ネットで多くの人が同じように感じていることを知り、驚くと同時に少しだけホッとしたものです。

私が働きづらいと感じる環境

HSP気質の現れ方は人それぞれですが、私の場合、主に以下のような状況だと働きづらいと感じてしまいます。

  • 既に出来上がった環境に新しく入ること
  • 大人数の職場
  • 責任がある立場

その理由を一つずつ見ていきましょう。

既に出来上がった環境に入ること

職場への中途入社がこれに当たります。

1対1ならスムーズに話しができるのですが、大人数で盛り上がっているところに入ると、急に無口になってしまいます。

学生時代の入学や新学期などは、皆が同時のスタートなので人が多くても大丈夫なのですが、自分ひとりが新人という状況が苦手なようです。

仕事もまだ覚えてないのにペラペラ雑談など100年早い!とか思ってしまっているのでしょうかね?(;´∀`)

なので、暗くて無口な人に見えていると思います。

大人数の職場

職場の人数が多いということは、それだけ関わる人も増えるということです。

また、人が多ければ多いほど、色んな気質の人と出会うことになります。

当然ながら会社には、1人や2人くらい「気の強い人」「愛想のない人」がいるもので、そういった人と接しなければならないということは私にとってはとても厳しい状況です。

言葉は悪いですが、少人数の会社であれば「癖の強い人」の比率も減り、比率が減るということは、癖の強い人同士で徒党を組めないためそこまで目立ちません。

良い人が多い環境だと、普段は癖が強い人でも良い環境に流されるものです。

責任がある立場

正社員で勤めると、どうしても勤続年数と共に責任がある立場に立たされます。

販売職を例に出すと、新入社員の教育担当をはじめ、商品発注や売上金の管理、シフト調整などなど。

HSPの一般的な気質として、注目されると失敗しやすいというものがありますが、まさしくこの状態です。

人より責任がある立場になる=注目度がアップする本領が発揮できない、となってしまいます。

HSPの私が仕事を選ぶ時に妥協したくない点

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これまで社会に出て、早20年以上。

歳を重ねるごとにHSPの気質が強くなっていき、年齢の事もあり選べる仕事やりたいと思う仕事も減ってきました。

そんな中で先ほど挙げた「働きづらいと感じる職場」も考慮して、私が仕事選びの際に譲れない点を挙げたいと思います。

仕事選びで妥協できない点は以下の通りです。

  • 1人でできる仕事、もしくは少人数の仕事
  • 毎日同じ人と顔を合わせなくても良い仕事
  • オープニングメンバー
  • 責任を求められない立場の仕事

これらの私が仕事を選ぶ際に妥協したくない点は、ほかのHSPの方にとっても比較的働きやすい環境続けやすい仕事なのではないかな?と感じます。

次からひとつずつ解説していきます。

HSPには1人でできる仕事がおすすめ

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HSPはひとりで黙々と作業をすすめればそれなりのスピード正確性をもって完了できる仕事も、人の目があると焦ったり緊張したりして本領を発揮できません

そこで、誰の目も気にしなくても良い、ひとりでできる仕事がおすすめです。

1人なら人目を気にせず仕事に集中できる

HSP気質がある人は、ほんの少しの出来事や事柄から瞬時に様々な情報を得て頭の中で処理します。

例えば、通りがかったときに一瞬見ただけのテレビ番組の内容を覚えていて、前後を想定してその意味を後から答えることができたり、読書中にほかの家族の会話が耳に入り、直接言われたわけではないのに家族の予定として覚えていられたり。

良く言えば記憶力とカンが良いのですが。悪く言えば気が散りやすいです。

この気質を持っている人は、大人数がガヤガヤしている職場では気が散って自分の仕事に集中することができませんし、前述のとおり人の目があると「うまくやらなきゃ」と焦ったり緊張してしまいます。

さて。

私の現職は、WEB上の文章を執筆するWEBライターです。

クライアントさんとのやり取りはありますが、全てネット上で完結します。

間にクラウドワークスというクラウドソーシングサイトを挟んでいる仕事に関しては、こちらの住所はおろか、本名すら告げる必要はありません。

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家族が部屋に入ってこない限り、1人で仕事に集中することができます。

誰かがヒソヒソと顔を寄せ合っている話声が気になったり、誰かの視線が気になって「うまくやらなきゃ」と焦ることもありません。

これは非常にありがたい環境です。

1人が無理なら少人数がおすすめ

1人でできる仕事が良いといっても、誰しもがそうなれるわけではありません。

となると、次におすすめなのが少人数の職場です。

少人数で有れば顔を合わせる人仕事で関わる人数が限られてくるので、比較的早く「慣れ」ることができます。

HSP気質の人の中には、「慣れない人の前では極度におとなしい」という人もいます。

早く慣れることができれば、自分自身の本当の能力を知ってもらうこともできるので、人目が気になって焦るという事態は回避できます。

HSPは毎日会う人が変わる職場が良い

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「HSPは対人関係を築くのが苦手」と言うイメージがありますが、深く付き合わない初対面の人となら上手くやれるという人も少なくありません。

例えば会社が入っているビルの管理人さんだとか、仕事で関わりのない隣の部署の方とか。

そのため私個人の考え方としては、毎日同じ人と机を並べて仕事をする事務よりも、接客する相手が変わる販売員などの方が向いているのではないかな?と感じます。

事務ならある程度の期間部や課のメンバーが変わらない座席も変わらない、で毎日同じ人と一緒に仕事をすることになります。

人の出入りがないと、良くも悪くも自分自身を繕うことがなくなるので本質が出やすく、キツイ人、怖い人が出てきたりします。(ボス的存在などはこの典型ですね)

休憩も一斉にとるので、ランチタイムもたいていは同じ部署の人と過ごすことになり、私はあまり気が休まりませんでした。

販売員なら、仕事のメインはお客さんと接することです。

また、休憩休日シフトで回すので、毎日同じ人と一緒ではない休憩が一人などのメリットもあります。

(ただし、職場の人数が多すぎると販売員同士の問題があることも多いので、販売の場合は特に少人数の職場がおすすめです。少人数で全員性格が悪い職場なら、さっさと辞めることをおすすめします。)

オープニングメンバーなら働きやすい

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新しいお店、新しい事務所、新しい事業所、新しい工場など。

どんな仕事に就く場合でも、オープニングメンバーであれば気が楽なことが多いです。

その分、決まっていないことを1から決める必要があるので、しんどいと言えばしんどいのですが、人間関係後から入るよりグンと楽になります。

また私の場合、出来上がった環境に新人として入ることが苦手なので、オープニングメンバーであれば横一スタートなので気が楽です。

責任を求められない立場の仕事

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前述の通り、責任のある立場は注目度が高く、注目されると本領を発揮できないHSPには不利な環境です。

加えてHSPの人は心配症でもあるので、自分の判断が間違っていないか、この判断で損したと感じる人はいないか、お客様から依頼された商品はきちんと届いているか、きちんと間違いなく発注できているかなど気が休まることがありません。

その結果、休日も休日として完全に休むことができず、365日ずーっと頭の中に仕事が付いて回ります。

これはでは、QOLが高いとは言えません。

人生のすべてを仕事に捧げている!と言うほどの情熱もないのに、ずーっと仕事のことを考える羽目になってしまいます。

それを回避するためには、できるだけ責任のある立場から逃れる方が良いのではないかと思います。

仕事を辞めたっていいんだよ!

1_ハート

約5人中1人しかいないHSPなので、場合によっては家族の中で自分だけがHSP気質だという人もいるでしょう。

私もそうです。

その場合、HSPであるが故の「働くことの辛さ」を理解してもらえないことがあります。

「仕事はしんどいものだ」「仕事なんだから辛いことのひとつやふたつはある」「人間関係が悪いのは、お前が積極的に話しかけないからだ」などと言って叱られる方もいるかもしれません。

でも私は思うんですよ。

本当につらいなら、仕事辞めてもいいですよ?

振り返ってみれば、社会に出て24年の間に私はいくつもの職場で働き、いくつもの職場を辞めてきました。

傍から見れば良くない人生に見えるかもしれませんが、私自身は大満足の人生です。

世間で良く言われる、「職場を変わる度に待遇が下がっていく」ということもな特に感じなかったですし、いくつもの仕事を経験して、20年を超えるあたりからやっと「適職(というか自分が続けやすい職場環境)」が明確になったと言う感じ。

運が良かったこともあると思いますが、自分が働きやすいと感じる職場自分の人生(時間)を棒に振っていると感じない仕事求め続けて行動し続けたからこそ、今の環境を手に入れることができたのではないかなと思っています。

この先、何らかの事情があってまたに働きに行くかもしれませんが、その時でも、「オープニング・少人数」の譲れない点を尊重し、さらにこれはHSP気質とは関係ないのですが「希望の休みが設定しやすい職場・家から近い職場」も譲れない点なので、この4つで納得できる職場を見つけられれば、そこまで辛くないのでは?と思っています。

自分の人生と行動に対して、責任を取る覚悟があるのなら、誰に何を言われようが仕事は辞めていいと思います。

仕事が嫌だと思っている方の、辛い時間が少しでも短くなりますように。

そして、HSPでも楽に働ける職場がみつかりますように。

同士として、心からお祈りしています!

↓以前読んだ本です。気持ちが楽になりますよ♪


「敏感すぎる自分」を好きになれる本

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