先日ネットサーフィンをしていた時、とある掲示板で「友達を見返すことができてスッキリしました」というトピックスがありました。
相談者によると、学生時代から常に下に見られていて、ことあるごとにブスだのデブだのかわいくないなど言われ、みんなの前で「○○ちゃんって、ほんとドジだよね~」と大声で失敗をさらされたりもしたそう。
その悔しさをモチベーションに、美容やダイエット、その他さまざまなことに力を入れたそうです。
卒業をして数年後再会した際に、自分の方が幸せになっていたと感じてスッキリしたとのことでした。
それに対して多くの人たちが「見返すなんてはしたない」「人間としてなってない」「むなしくないですか?」などとコメントしていました。
これを見た私の最初の感情は「?」。
「見返してやりたい」「あの人を見返す!」という気持ちをモチベーションにすることって、そんなに悪いことですか?
そのことについてぼんやりと考えたので、いつか読み返す自分のために記録しておきたいと思います。
「あの人を見返したい」と思ったことはありませんか?
この掲示板を見て最初に感じたことは、「むなしい」「人間としてできていない」と言った人って、よほど鈍感な人か、よほど恵まれた環境で生きてきた人なんだなぁということ。
アドラー心理学でもすべての悩み事は人間関係にあると言われるように、人が2人以上いれば何らかの心理的軋轢が生じてもおかしくないと思います。
ほんの些細な一言に傷つく人もいれば、傷つくことはないけれど心の中で「あんたに言われたくないわ!」と悪態をつく人、この人はこんな風に感じてるんだ~とただただ客観的に観察できる人さまざまだと思います。
でも多くの人は、バカにされたらそれが本当のことでも本当のことではなくても「カチン」とくるのではないでしょうか?
「カチン」ときた後に、「くっそ~!いまに見ておれ~~~!」ってなりませんか?
「見返す気持ちをモチベーションにするなんて、人として情けない」と説教する人が多いことに、私は驚きました。
グーグル先生に聴いてみよう!
一般論を知りたい場合、私はネット検索でグーグル先生にお伺いを立てることが多いです。
今回も、見返す気持ちをモチベーションにすることは良いのか悪いのか、世間的にはどう思われているのかを検索してみました。
見返す気持ちをモチベーションにすると成長がない
いくつかの検索結果をサラッと覗いてみると、見返す気持ちをモチベーションにすると成長がないと感じる人が多いようです。
その理由は、いつまで経っても恨みつらみの気持ちが消えないので成長がないとか、相手に勝った次のモチベーションがなくなるというものでした。
私個人の考え方ですが、怒りの気持ちってそんなに長期間持続するのは難しいものなので、見返そうと頑張るうちに相手のことがどうでもよくなってくる人も多いと思います。
そして忘れ去った頃に当時の自分をカチンとさせた人と対面して、そういえばあの時……でも私勝ってるわ( ̄ー ̄)ニヤリとスッキリすることがほとんどなのではないでしょうか。
なので、恨みつらみが消えないから成長がないというのはホントかな?と半信半疑です。
多分そういう人は、恨みつらみをモチベーションにしなくても常に誰かを恨んでいると思います。
なので、モチベーションにすることが原因で恨みつらみが消えないということはないと私は考えます。
だとしたら、ただ単に恨みつらみを持つだけより、せめてモチベーションに有効活用したほうがマシなのでは?と思ったりもします。
次に、相手に勝った後のモチベーションがなくなるという意見に関しては、何かを頑張り続けることで新たな目標が出てくると思うのでこちらの意見もあまり腑に落ちませんでした。
わざわざ見返さなくても自滅するからほっとけ
人に対してそんな失礼なことを言うような人は、こちらがわざわざ見返してやろうなんて思わなくても、勝手に自滅するからほっとけという意見も。
個人的にはこの意見(助言)、かなり好きです(笑)。
「勝手に自滅するからほっとけ」も「見返すなんて人としていかがなものかと思う」も、どちらも「見返すという行為を辞めさせる」ことに変わりはありません。
だったら誰も傷つけず、嫌な気持ちにせずに辞めさせられるこの言葉は素敵だと思いました。
「人としてどうかと思う」「むなしい」「性格悪い」
これらは掲示板の回答に多くみられる意見です。
「見返したいということをモチベーションにするのは悪いことでしょうか?」と聞かれているのならいいのですが、「努力して見返せてスッキリしました!」という掲示板にこのようなレスを返すのは、トピックスの意図を全くわかっていない頓珍漢な発言ではないでしょうか?
そんな人に説教されても、「あぁ、私のことを考えてくれているのね!」とは感じられないでしょう。
また、第三者の私から見ても、これらの発言をしている人たちが本当に相談者のことを考えているような文章だとは到底思えません。
どちらかというと「正しいことを述べてる私ステキ」と思っているか、匿名掲示板で「誰かに説教をしたい」という思いがありありと伝わってきます(私の性格の問題かしら?)。
話が少しそれますが、これも以前から思っていたことなのでついでに記しておきます。
掲示板などで「アラフォーです。外見をきれいにしたいです。どういったことから始めればいいでしょうか?」という質問内容に対して、「その年齢で外見を磨く事ばかりを考えているなんて中身がありませんね」「外見よりも中身です」「見た目をどうこうする前に、アラフォーで外見を磨きたいなんて幼稚な考え方を正された方が良いのでは?」などの意見も頓珍漢。
とてもじゃないけど、相談者よりも「中身が磨かれた人」だなんて思えません。
だって聞かれてもないことを自己満足に語ってるだけですもんね。しかも、ただその掲示板を覗いている私ですら「イラッ」とする物言いで。
「あら、奥様方こそ中身を磨かれた方がよろしいのではございませんか?おほほほほ」って言ってやりたいような人が多いようです。
「何から始めればいいでしょうか?」に答えられないなら黙ってろってところですね。
私は「人を見返したい」をモチベーションにするのはアリだと思う!
ここまでの文章の流れで大体想像がついていると思いますが、私は人を見返したいという気持ちをモチベーションにするのはおおいにアリだと思います。
グーグル先生に聴いてみた結果、推進派がこんなにも少ないのか!と驚きを感じたのも事実。
みんなそんなに悔しい思いをしたことってないもんなんですかね?
悔しいって感じても、それとコレ(モチベーション)は別なんでしょうか?
使えるものは何でも使えではありませんが、悔しい気持ちがモチベーションにつながるのなら結構!
大いにヤル気を出して、自己成長させればよいではないですか!
そうそう。
「見返す」気持ちではなく、そんな失礼な言動をする相手を「かわいそうな人」と思ってあげましょうという意見もありました。
これは自然に「こんな性格でかわいそう」と思ってあげられればいいのですが、そうでない場合はやっぱり見返しちゃった方が早いでしょう。
自分が「見返せた!」と納得すれば、自然に「この人もかわいそうな人だな。この性格で苦労してるだろうね」と思うことができるはずです。
見返すをモチベーションにするときの注意点
見返す気持ちをモチベーションにするのは大いに結構。
ただし、気をつけた方がいいことがあるのも事実です。
その内容をまとめてみましょう。
自分ひとりの密かな楽しみとして行う
ここまでの調査(?)でも分かるとおり、見返す気持ちをモチベーションにすることへの賛成派はごくわずか。
なので、「○○ちゃんを見返したいから今頑張ってるの!」なんて、決して他人には言わない方がいいでしょう。
あなたのまわりの全ての人が反対派だと思ってもオーバーではありません。
下手に吹聴して回ると、良いことはありません。
ヘタすれば、あなたの評判もガタ落ちです。
なぜなら、実際に悔しい思いをしたのはアナタ自身だから。
「こんなにひどい仕打ちを受けて、こんなにも悔しい思いをした」ということを、どれだけ懇々(こんこん)と説明しても本人でなければその気持ちを100%理解することはできません。
その結果「○○(あなた)さんって、けっこう腹黒いのね」と距離を置かれるかもしれません。
また、別の場所で話のネタにされるかもしれません。
見返す気持ちをモチベーションにするのなら、自分ひとりの密かな楽しみとして行いましょう。
そしてどうしてもこの気持ちを知ってほしいのなら、親か見返す相手を知らない人(共通の知り合いではない人)に話しましょう。
その際には、その話は1度だけにしておくことと「聞いてくれてありがとう。」のお礼の言葉を忘れずに!
何度も同じ愚痴を聞かされるのって、結構辛いものですから → ◇友達が愚痴ばかり!もううんざり…疲れた…聞きたくないあなたへ◇
本人に言い返さない!
売り言葉に買い言葉。
悔しい思いをした瞬間に、「あなただってたいしたことないクセに!」なんて口をついて出そうになることもあると思います。
でもここはグッとガマンが得策です。
我慢することで、相手より上位に立てる気がするんですよ。
なぜなら、表立って人を馬鹿にしたり非難するようなレベルに落ちていないから。
言い返したとたん、相手と同じレベルになります。
「あなただってたいしたことないクセに!」と心の中で思うことと、実際に誰かに対して発言することでは大違いです。
目標設定に使用してその後は執着しない
見返す気持ちは目標設定に使用して、その後は執着しないことをおすすめします。
毎日「○○を見返すために頑張るぞ~!」と決意を新たにするのではなく、「○○を見返すために、私にできることは何か?」を考えることが大切です。
そしてたまに心がダラけそうになったら、「○○を見返すために頑張ってるんだった!」と悔しい気持ちを再登場させてもいいでしょう。
何にせよ、毎日毎日悔しい相手を思い出す必要はありません。
それは執着になってしまいますからね。
あなたが見返したい相手は誰ですか?
あなたが悔しい思いをしたのは、どんなことをされた(言われた)からですか?
どうなれば、その気持ちを解消することができますか?
例えば男子もいる場所で大声でA子に「○○ちゃんの食べっぷりってスゴイ!見ていて気持ちがいいわ~」「ぜ~んぜん太ってないよぉぉぉぉ~。ちょっとポチャ気味の方が可愛いって!」などと言われた場合。
見返したい相手はA子。
男子の前で暗に「太ってる&大食い」と言われたこと&「太ってないよ」と慰めることで友達思いの女を演出するために利用されたことが悔しい。
A子よりもスタイル抜群、ついでにこんな性格ブスよりもいい女になれば悔しい気持ちは解消する。
となります。
そのためにできることを考えてみましょう。
- 食事内容と食事量を見直す
- 一日の運動量や消費カロリーを見直す
- 最適な食事量・食事内容・運動量を割り出す
- きれいになるために、毎日努力して継続する
- 心がくじけそうになったら、A子のドヤ顔を思い出す
とこんな感じ。
話はそれますが、個人的にはこれらはかなりおすすめのダイエット法です↓↓
ダイエットは運動1割、食事9割 91日間実践ノート [ 森 拓郎 ]
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ホネホネロック式 カロリー貯金ダイエット [ 東城 薫 ]
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毎日毎日A子、A子、A子!!などと思う必要はありません。
努力を見せなければ尚よいでしょう(達成時に、よりA子の驚く顔が見られる)!
なので、A子に嫌味を言われたり、バカにされたり、デブって暗に言われたりしても、へらへらしてればいいのです(暖簾に腕押し作戦)。
心の中で「今に見てろよ!」と思いながら……。
こうやって文字にすればかなりの腹黒マンですが、実際には何も問題は起こっていません。
A子との仲がこじれるわけでもなく、仲間内の雰囲気を悪くすることもない。
あなたはダイエットなどよりきれいになるための方法を見つけ、モチベーションまで得られました。
そしてここからは少し先の話ですが、あなたがダイエットに成功してA子よりもスタイルがよくてかわいくなったら、性格の悪いA子よりも相当魅力的な女性になっているはずです。
そうなれば、いえ、そうなる前に、すでにA子のことなんて正直どうでもよくなってるハズなんですよ。
もしならなかったとしても、A子が悔しがる姿、もしくはきれいになったあなたに教えを乞う姿を見たら、A子のことがかわいそうに見えて、むしろアドバイスをあげるほどの余裕が出るかもしれません。
ね、いいことだらけでしょ?
心の中がちょっと腹黒になるくらいで、ストレスもためずにこんなに円満に行くのならやらない手はないと思うんだけどなぁ。
しかも腹黒も見返す気持ちが解消されれば、やさしい天使になれますしね。
他人を巻き込まない
最後の注意点は、他人を巻き込まないことです。
これは、「見返すことを他人に話さない」ということとは別で、見返す材料に他人を利用しないということです。
例えば友達を見返すためにA子の一番仲のいい子をこちら側に取り込むとか、振られた彼氏を見返すためにそんなに好きでもない人と付き合うとか。
私がおすすめする見返す気持ちをモチベーションにする方法は、あくまでも自己成長によって見返す方法です。
例えばあなたが魅力的な人になった結果、A子の一番の親友があなたの親友になったのならOK。
あなたが魅力的になった結果、元カレより高スペックな人と付き合うことになるのもOKです。
でも、見返すために他人を利用するのは、絶対におすすめできません。
ブーメランの法則ですよ。
やったらやられますよ?
だったら、やられても大丈夫な自己成長という方法で見返しましょう。
その方が絶対達成感も味わえるし、次なる目標もできるし、結果的に見返したい相手のことなんて気にならなくなるから。
これホント。
見返したい気持ちは最初のきっかけに大いに利用させていただいて、あとはクシャクシャポイ!ですよ(人をじゃなくて見返したい気持ちをね)。
きっかけにするだけでも、自己成長できれば充分に気が済むから。
直接言い返したりしなくても、自分自身も納得できるから。
これ、おすすめの方法です。
友達を、彼氏を見返してやろう!
誰にも迷惑をかけない「自己成長」という方法で、友達や元カレを見返してやりましょう。
そうすれば、きっとあなたの悔しい気持ちもきちんと浄化できるはず。
悔しい気持ちをずっと抱えて生きて行く(たとえ時々思い出す程度でも)より、モチベーションにして解消したほうが私は良いと思う。
さらに目標まで達成しちゃって、いいことだらけ!
見返す気持ちをモチベーションにするときに気をつけたい、4つのポイントを覚えてますか?
- 自分ひとりの密かな楽しみとして行う
- 本人に言い返さない!
- 目標設定に使用してその後は執着しない
- 他人を巻き込まない
この4つを忘れずに行えば、見返す気持ちも悪いものではありません。
もしかしたら、「あの気持ちがあったからこそここまでこれた」と感謝の気持ちすら湧いてくるかもしれませんよ( ̄ー ̄)?
その域に達することを目指して、見返す気持ちをモチベーションに自己成長をはかりましょう!
P.S
この記事で具体的に私はどんな「見返したい気持ち」をモチベーションにしたのかも書きたかったのですが、昔のことが多くすでにぼんやりとした記憶になっているため(要するに、解消できてどうでも良くなった系)リアルに執筆できそうになくて残念です(笑)。
私もかなり「見返したい」気持ちをモチベーションにするほうなので、その気持ちはよくわかります。
そして、悪いことではないと思います。
私は昔より今の方が断然幸せだと感じています。
ということは、見返す気持ちをモチベーションにしても、自分自身で幸せをつかむことができるってことだと思うのです。
あなたも見返す気持ちをきっかけに、今よりもっと成長して見返しちゃえ!
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