先日から、引き寄せの法則に関する本を図書館で借りて読んでいます。
その中の1冊に、引き寄せの法則を実践するにあたって、とってもいい言葉では???と思った言葉があったのでシェアしたいと思います。
特に「アファメーション」の文言に違和感があって、なかなかアファメーションが続かないと言う方にぴったりです♡
願望の前に「もっと」を付けよう!
今回読んだのは、石井貴士氏の「あなたが幸せになれば、世界が幸せになる」という本です。タイトルには「引き寄せの法則」とは入っていませんが、引き寄せの法則をベースに地に足付いた願いの叶え方(幸せになる方法)を教えてくれる本です。
その中にこのような言葉がありました。
夢がかなわない人は「~したい」と言う。
夢がかなう人は「もっと」をつける。
引き寄せの法則の実践法のひとつに、願望を何度も唱えることで潜在意識に落とし込む「アファメーション」があります。アファメーションはすでに叶った状態を引き寄せるために、完了形でなければならないと言われています。
例えば「お金が欲しい」ではなく「私は充分に金銭的に豊かである」といった具合です。でもこれだとなんだかモヤモヤしませんか?心の奥で「そうはいっても、まだ全然足りないし」と思ってしまう人も少なくはないでしょう。
そんな方のために、「完了形でしっくりこないなら、進行形でも良い」と言われています。例えば「私は充分に金銭的に豊かである」がしっくりこないなら、「私は金銭的に豊かになりつつある」と。これなら言いやすいでしょう?といった具合です。
正直、「そりゃ、完了形よりはマシだけど、その文言自体もっとなんというか、普段使ってるようなナチュラルな感じにならないのかしら?」と思っちゃいますよね(笑)。
では、石井さんが提唱される「もっと」を取り入れてみたらどうでしょう?「お金が欲しい」ではなく、「私はもっとお金が欲しい」。言葉遣いもむずがゆくありませんし、心に違和感を覚えることなくスムーズに言葉が出てくるでしょう。しかも、「もっとって、今全然ないけどな!」などという思いもそこまで湧いてこないのでは?
アファメーションにはふさわしくない「お金が欲しい」だと、お金が欲しい状態=お金がない状態を引き寄せます。「お金がもっとほしい」にすると、「お金はすでにあるけれど」もっともっと欲しいの♡という状況を引き寄せます。
これ……
めちゃくちゃ良くないですか?????
これまで色んなアファメーションのやり方や、実践している方の文言を見ましたが、私はどうも「豊かで……」とか「愛が満ち溢れ……」みたいなのが、ちょっとこそばゆいというかハズカシイというか(笑)。
できればもっと、俗っぽい、普段使っているような文言でアファメーションをつくりたいと思っていましたし、つくっていました。この「もっと」を取り入れると、よりパワフルに、より自然なアファメーションを、心の抵抗やブロックなく取り入れられると思いました。
本を読んで以来、「もっと」はとてもお気に入りの言葉となっています。
覚えておきたい言葉たち
「あなたが幸せになれば、世界が幸せになる」には、「もっと」以外にも覚えておきたい名言(?)がたくさんちりばめられています。詳細は本書をご覧いただくとして、覚えておきたい言葉たちをざっくりと紹介。
夢がかなう人は、目標が具体的になっている
石井さんが書かれた例題が面白かったのですが、大蛇を首に巻いて幸せと感じる人もいれば、美少女フィギアに囲まれて幸せと感じる人もいる。なるほど……。確かに人によって、「幸せ」を感じるシーンは様々です。
私の場合、日常的なシーンで幸せを感じることは、お寿司をたらふく食べる時もそうですし、天気が良くて気持ちいいな~と感じるときも幸せを感じます(年齢を重ねると、こういうことが幸せに感じるんだなって思った(笑))。
スペシャルなことだと、コンサートに行って歌が素晴らしかったとか、ミュージカルを見に行ってストーリーが最高だったとかそういう時にも最高に幸せな気持ちになります。
勿論この他にもたくさん幸せを感じるシーンがあります。そう、たくさんあるのです!!
だとしたら、私が願望として叶えたい、引き寄せたい幸せって「お寿司」があれば良いのか、「天気が良ければ良いのか」と言われると、ちょっと素直にうなずくことができません(笑)。だって、願望ですからもっともっと大きな願いですよねぇ( ̄▽ ̄)ニヤリ。
なので、引き寄せたいこと、本気で叶えたい願いは、具体的な目標を掲げなければいけないなと再確認いたしました。
夢がかなう人は、いつ奇跡が起きてもいいように、準備している
「自分が準備しなきゃなんて思わなくても、叶うときにはそれなりに自然に準備ができているものよ!」系の引き寄せの法則を唱える方もいます。
これはこれで良いのかもしれませんが、その説を信じている方で全く行動に移していない姿を見ると、「………ん?」と思ってしまうのは私の引き寄せへの信頼度が低いからでしょうか(笑)?
以前たまたまネットで見かけて面白かったのが、「私たちは軽やかに願いを叶えるから~苦しいことや~辛いことはぁ~しないのぉ♡」と言っていた方がいたそうです。(いま「いたそうです」って入力したら「痛そうです」になって、これもあながち間違いじゃないと思ったり)
本当に考え方の違いですし、行動に移さなきゃ絶対に叶わないとは言い切れませんが、やっぱりある程度行動に移した方が成果は早く現れるのではないかな?と思っています。
例えば、「私はベストセラー作家になりたい!」と言いながら、1枚も書かない人ってやっぱり願いが叶う可能性は限りなくゼロに近いですよね。「私はオリンピックで金メダルを取る!」と言いながら、スポーツをしたことがない、始める気がない人も願いが叶う可能性はほぼないでしょう。
ここまでわかりやすいと笑い話になりますが、夢につながる直接的な行動を起こさずに結果だけを引き寄せようとしている方って、自分を含めて案外多いのかもしれないなと思いました。
自分の受け入れ体制ができているときに、引き寄せは起こる
「引き寄せが起きないんです」という人がいます。
そういう人に限って、準備が完了していない段階で、引き寄せを望んでいます。
準備が完了している状態になって初めて、引き寄せが起きます。
もう……ぐぅの根もでませんよね(笑)。
おっしゃる通りですし、準備ができていれば「引き寄せ」だと感じられたことも、準備ができていなければ「ただの残念な出来事」だと感じるかもしれません。
準備……というと、それこそ苦しくて辛い行動が必要なように感じるかもしれませんが、自分が引き寄せたい願望、すなわち夢につながる準備だとしたら、大きな括りで見ると「楽しい」はずなんですよね。ただ、「ちょっとめんどくさい」というのはあるかもしれないけれど。
この「準備」ができないと言うことは、本気で叶えたい夢、願望ではないのかもしれないな、なんて思いました。
手段ではなく、人間ごと引き寄せる
これもめちゃくちゃ良い言葉です!
私たち……というか私は、引き寄せの法則で「結果」や「現象そのもの」を引き寄せようとしてしまいがちですが、望む結果に正しくたどり着ける方法を知っている人間を引き寄せれば良いのです。
本では例で、「お金」そのものを引き寄せようとするから引き寄せられないのであって、「望むだけのお金を手に入れる方法を知っている人間」を引き寄せればお金もちになることができると書かれています。
確かに、「お金」そのものが空から降ってきて、それを拾った人が自由に貰っていいなんてことは……ま、ゼロとはいいませんが、限りなくゼロに近い状況ですよね。でも、「やりたいことをやって稼ぐ方法」を知っている人なら、この世の中にたくさんいそう!確率から言うと、「人間」を引き寄せる方がはるかに効率が良さそうです。
どのみち、お金持ちになるための「宝くじが当たる」「たまたま友達になった老人がアラブの大富豪で巨額のお小遣いをもらう」などの「手段」は選ぶことができませんし、宇宙に任せる部分であるので、それなら方法を知っている人との出会いを引き寄せた方が良さそうです。
「1億円の法則」もおもしろい
石井さんが提案する、「1億円の法則」もとても興味深かったです。
1億円の法則とは、悩みや嫌なことがあったときにもし自分の口座に1億円あったとしたら……大抵の悩みは消えるし、大抵の怒りは消え去ります。
となると、相手が悪いのではなく、口座に1億円を持っていない自分が悪いのだそうです(笑)。もちろん1億円あっても消えない悩みもありますが、大抵の悩みを無くすためにはとっとと自分の口座に1億円をつくるれば良いのだそうです。
幸せ=自分(1%)+自分以外(99%)
自分だけが幸せであれば、幸せになれるというものでもない、ということを改めて実感しました。たとえ自分自身が願望通りの人生を歩んでいても、家族が苦しい思いをしていたらそれは幸せとは思えません。
また、自分の願望をかなえることだけに必死に努力するのではなく、自分以外の「環境」を整えることも重要だとのこと。「環境が満たされれば幸せに近づけます」と書かれていますが、確かにその通りですね。
肝に銘じて過ごしていこう!
「あなたが幸せになれば、世界が幸せになる」には、引き寄せを実践するにあたって役立つ言葉がたくさんちりばめられていました。ここで紹介した言葉以外にも、「「でも」という言葉を使わない世界で生きることで、幸せを手に入れるのです」「引き寄せが起きる人は、信じている時間が長い」「「「助けてください」という人は、助からない」「いっぱいいっぱいではなく、余裕がある人に、引き寄せが強くなる」「100与えて、いきなり返ってくるのか1が普通だと考えよう」など覚えておきたい言葉がたくさんありました。
本書に詳しく書かれているので、興味がある方は購入もしくは図書館などで借りて読んでみてください!因みに2015年の本なので、中古ではかなりプライスダウンになってましたよ!